バランスは、社交ダンス上達のために最も重要なファクターの一つです。
 
そのことを、ボールルームダンスの偉大な世界チャンピオンだったビル・アービンは以下のように表現しています。
 
 
バランスのコントロール!
筋肉のコントロール!
タイミングのコントロール!
 
ダンスにおけるあらゆることが、
この三つに含まれています。

 

このページではこのバランスについての情報をまとめていきます。
 
カップル同士の足の距離
お互いのボディをコンタクトして踊る時、バランスを保つためには、自分と相手の足のつま先との距離を意識しておくことは非常に重要です。
 
「ビル&アービンのダンス・テクニック(出版/白夜書房)によれば、ビル・アービンは以下のように教えていたそうです。

 

足の距離
コンタクトして踊っている時、男女の足の距離は非常に重要で、15センチを目安に離れて立ちます。私達の足の上に立った垂直なラインがライズ・アンド・フォールをしている時に変化することは自然なことですが、そのライズの時もロアーの時も体重はわずかに前の方にかかりますから、そのために、二人の間にスペースを開けておくことが必要になるのです。このスペースは、脚部を自由にスイングするためにも必要です。従って、二人の足が適切な距離を保って離れているように注意を払うことがとても重要になるのです。
ただフロアの上では物差しは持っていないでしょうから(笑)、手じかな目安としては、左右の手で握りこぶしを作って重ねたくらいのスペースをあけるといいかと思います。
 
それはさておき、この「スペースをあけておく」ことは、男性女性の両方が意識しておかなければいけないことではありますが、特に「重たい」と評される女性の多くは、ボディコンタクトを意識するあまり足先を近づけすぎてこのスペースが不足しているため、重心がヒール側に寄っていることが大きな原因だと思います。スペースが充分かどうかは自分で確認することができます。
「重たい」と言われて悩んでいる女性には、踊っている最中でもこのスペースを確保することを意識することで、バランスを改善することができます。ためしてみてください。
 
静止時のバランスと、移動中のバランス
近いうちに書きます。
雑学
英語によるダンスのレクチャーでは、バランスのことをポイズ(poise)という場合があります。
 
語源辞典などで調べてみると、名詞としては重量とかバランス、動詞としては重さをはかるとかバランスをとるといった意味だったようですが、現代語では「良いポイズ」というのは、静か(calm)で、堂々とした(dignified)、自己統制の利いた(self- controlled)ではあるんだけれど、もうひとつ重要なことは、どの瞬間でも(at any moment)動くことができる態勢にある(ready to move)ということですね。詳しいことはこちらのpoiseをお読みください。

 

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