ちょっと物議を醸しそうなタイトルですが、とにかく説明したいと思います。
ボルテクでは、フォックストロットのかなり多くのステップで以下のようになっています。

男子の場合

ステップ1 1の終わりでライズ
ステップ2 アップ(高さを一定に保つ)
ステップ3 アップ(高さを一定に保つ)、3の終わりでロアー

アレックス・ムーアが技術委員長となってボルテクを最初に出版したときは、動きが小さかったので、それで良かったのだろうと思います。

しかし、現代の動きの大きなフォックストロットでもそうなのでしょうか。

元世界チャンピオンのミルコ&アレッシア組のフォックストロットのフェザー・ステップからリバース・ターンへのデモの約0.04秒ごとの分解画像をスライド形式にしました。

予備歩 → フェザー・ステップ → リバース・ターン(ミルコ&アレッシア組)
スライド元動画

スライド55  フェザー・ステップ ステップ1開始
スライド75  フェザー・ステップ ステップ2開始
スライド99  フェザー・ステップ ステップ3開始
スライド121 リバース・ターン  ステップ1開始
スライド138 リバース・ターン  ステップ2開始
スライド160 リバース・ターン  ステップ3開始

のようになります。

詳しい説明は省きますが、分解画像をご覧になれば、ステップ2で、アップ(高さを一定に保つ)するのではなく、ライズを継続しているのがわかると思います。
WDC世界チャンピオンのアルナス・カチューシャ組のフォックストロットも同じようなライズ&フォールです。
したがって残念ながらボルテクのフォックストロットのライズ&フォールの定義は現代のフォックストロットには適用できません。

以下にWDSFテクニックブックのフォックストロット編のISTDとWDSFのライズ&フォールの比較表のページを掲載しました。

この説明を読むと、WDSFのテクニックの方が、ミルコ&アレッシア組やアルナス・カチューシャ組のフォックストロットのライズ&フォールに当てはまります。
また、その理由はムーブメントをよりスイング運動に近づけるためだそうです。