ライズ&フォールその1で、ビクター・シルベスターの著書の Theory and Technique of Ballroom Dancing 第6版(1936年)のライズ&フォールの一部の拙訳を以下のように説明しました。

つまり、ボルテクで「1の終わりでライズ」とか「3の終わりでロアー」と書かれていれば、それは「ステップ2を踏み出すと同時にライズ」とか「ステップ4を踏み出すと同時にロアー」という意味です。

このことの必然的な帰結として、そのステップのライズ&フォールを起こすためのフットワークもその次のステップと同時に行うべきだということです。たとえば、ナチュラル・スピンターンの男子ステップ1では、ライズ&フォールの欄で「1の終わりでライズを始める」、フットワークの欄で「HT」と書かれています。この場合ライズを始めるのはステップ2と同時ですから、フットワークの「HT」のうちあとの「T]はステップ2に入ってライズするときに使われるというように解釈すべきです。

また、ナチュラル・スピンターンの男子ステップ3では、ライズ&フォールの欄で「3の終わりでロアー」、フットワークで「TH」と書かれています。これも、同様に、あとの「H」はステップ4に入ってロアーするときに使われるというように解釈すべきです。