解説

用語 Swivel (スイベル)、Pivot (ピボット)は、アレックス・ムーアMBEの最後の著書である Ballroom Dancingの第10版(2002年)では Definitions of Technical Terms で以下のように説明されています。つまり、片方の足のボール上で行われるターンがスイベルであり、スイベルの状態で、さらにもう片方の足をCBMPの状態に保つものがピボットということになるでしょう。

Pivot.
ピボット

A turn on the ball of one foot, the other foot being kept in front or behind in CBMP.
片方の足のボール上で行われるターン。もう片方の足はCBMPの状態で前または後ろに保たれる。

Swivel.
スイベル

A turn on the ball of one foot.
片方の足のボール上で行われるターン。

一方、用語 “Pivoting action”(ピボッティング・アクション) は、ナチュラル・スピン・ターンの女子の項のgeneral Notes(一般的注意事項)の中で以下のように説明されています。通常どちらかの足でピボットを行うときは、ターンが完了するまで体重がその足にかかっているということを暗黙の前提にしています。しかしアレックス・ムーアは左足がCBMPのように保持されていない場合は、ターンが完了するまで左足に体重をかけたままにしておくことは不可能だと説明しているわけです。わたしはそれも一つの理由だと言うことには同意しますが、それより大きな理由として、クローズド・ポジションでピボットをする場合、男子はピボットできますが、女子は外回りをすることになるため、CBMPをするしないとは関係なくピボットが完了するまで、左足に体重をかけたままにすることは不可能です。

男子と女子の足型図を添付します。

It is important to remember that the lady does not use a true pivot on step 4. The “pivoting action” indicates that the weight is held over the RF slightly longer than in a normal turn, but the LF is not held in during the turn. To do so is, in fact, impossible.
ステップ4では女子が真のピボットを使用しないことを覚えておくことが重要である。「ピボッティング・アクション」とは、「体重が通常のターンにおいてよりもわずかに長い時間右足で保持されている。ただしそのターンの間は左足がCBMPに保持されていない」ということを示す。そうすることは実際には不可能である。