解説

ボルテク(ボールルーム ダンス テクニック)では、アライメントは以下のように説明されている。

アライメント

部屋に関連した足の位置(方向)である。足とボディが同一線上にあるときは「面して」または「背面して」、およびボディに対し足が違った方向にあるときは「向けて」を使用すること。

さらに、ディレクションに関しては、タンゴの説明の「特註」に「ディレクションとアライメント」という項目が出てきているが、ディレクションの説明がなされていないために、理解しがたい。

ディレクションとアライメント

すべての前進後退のステップは、2つの例外※を除き、ディレクションであり、その他はアライメントである。プロムナードやフォーラウェイ・ポジションの場合は両方が用いられる。

一方、WDSFのテクニック・ブックでは以下のように説明されており、英語のalignmentとdirectionの意味に沿っているためにわかりやすくなっている。

 

Alignment – Direction
 
This is the description of where the couple moves on the floor (direction) and how each dancer is oriented over the specific Direction (Alignment).
これは、カップルが(tama注:カップルが一体として)フロアーの上でどこに移動するのか(ディレクション)および、カップルの各々のダンサーが特定のディレクションの全体に対して(tama注:体幹、足を)どのように向くのか(アライメント)の両方に関する表現である。
 
This technical detail may be considered as a choreographic suggestion rather than a strict rule.
この技術的詳細は厳密なルールと言うより、振り付けの提案と考えて構わない。
 
In the following diagram we indicate which are the possible directions in one of the four lines of dance found on a dance floor.
次の図で、ダンスフロア上で見られる4つのLODの一つに対して取ることのできるディレクションを示している。