まず骨は下記のようにつながっている
前腕骨(撓骨と尺骨)
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上腕骨
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肩関節/肩甲骨 肩関節と肩甲骨はほぼ一体だが前後左右斜めに動かすことができる。
もちろん左右は別々に動かせる
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鎖骨
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胸鎖関節 ネクタイの結び目の下あたりにある
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胸骨/ろっ骨/背骨 この三つは上下方向にはほぼ一体でしか動かせない
この中で胸鎖関節をはずしてしまうと、鎖骨より先の部分はすっぽり外れてしまうような構造になっており、言いかえれば、肩関節/肩甲骨+上腕骨+前腕骨は胸骨/ろっ骨/背骨と独立して動かすことができる。
腕の回転のさせ方
上腕骨 外旋:親指が外を向く方向に回転
内旋:親指が内を向く方向に回転
前腕骨 回外:親指が外を向く方向に回転
回内:親指が内を向く方向に回転
ここまでは、単に使っている言葉を明確にしようとしただけです。
この次から、わたしは肩関節/肩甲骨を「肩」と仮に呼ばせてもらいます。
ここからですが、女性男性ともホールドをつくるために上腕骨を水平に上げていくとき、両方の上腕骨を外旋しておかないと、同じだけ上腕をあげたときでもいわゆる「肩が上がる」というか「肩が上がりすぎている」状態になってしまいます。これは外旋することで、防止することができますし、見た目もきれいになります。
蛇足ですが、前腕のほうは、男性の右前腕を「回外」にすることを除いては、すべて「回内」にします。
あとは、はしょってしまいますが、踊っている間中この上腕の外旋を維持することで、スウェーをするときなど、どれだけ上腕をあげようが「必要以上に肩があがる」ことがなくなるように思います。むしろ、胸鎖関節-鎖骨-肩関節ー上腕と伸びていくラインを作るのに、積極的に肩をあげて行ってもいいのではないでしょうか。ただし両肩いっぺんではないですが^^