ダンスを音楽に合わせて踊り始めるためには、単に踏み出す足を音楽のどこかのビートに合わせればいいというわけではありません。以下のようなことを把握する必要があるでしょう。そのためには少なくとも4小節程度は音楽を聴く必要があります。

  • 音楽の曲想は?(ラテンなのか、スタンダードなのか、チャチャなのか、ルンバなのかなど)
  • どの音がビートなのか?
  • 2拍子なのか3拍子なのか4拍子なのか?
  • どこが第1ビートなのか?
  • リズムは?
  • テンポは?

音楽が流れているときに、こういったことを認識し、それまでの練習によって身につけた種目ごとの自分自身のリズムやテンポを音楽のリズムやテンポを自律的に同調させる(Entrainment in Dancing を参照)必要があります。このためには単に頭の中で考えるだけではなくて、音楽に合わせて自分の体のどこかを動かすとより同調しやすくなるでしょう。

なお「自律的に同調させる」とはどんな意味か?についてですが、ダンス音楽に合わせて踊っているとき、一時的に音楽の音量が絞られても再び音量が大きくなり聞こえてくると、あたかも何もなかったように音楽のリズムに合致して踊りを継続できるでしょう。つまり音楽が聴こえなくなっても自分のリズム感で踊りを継続できるでしょう。このことを「自律的に同調している」状態にあると言えるかと思います。

以下の楽譜は4拍子の曲の例ですが、メロディは⑧の8分音符から始まりますが、最も強いビートを刻んでいるのは、各小節の始め、たとえば⑨、⑬、⑰、㉑などです。次に強いビートを刻んでいるのは、各小節の⑪、⑲、㉓などです。

この演奏でフォックストロットを踊り始める場合、ビート㉕で右足を着地してステップ1を開始する必要があります。そのために、大抵のダンサーの方は、上記のように自律的に同調した上で、ビート㉑までに右足に体重を載せ、㉒で左足(準備歩)を振り出し始め、㉓で左足(準備歩)を着地するとともに右足を振り出し始めるでしょう。

 

 

練習するためには以下の記事を参考にしてみてください。

8.1 音楽のビートを聴けるようになるために

 

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