解説
 
これはバリッキカップルによるテクニックのレッスンです。
ビデオはPart1からPart7までの7つに分けられています。
非常に重要なことが書かれていますので、順次要約を付け加えていきます。
タイトルにはWaltzとなっていますがPart 1、Part 2ではスタンダード種目全般に通用する重要な項目について説明をしています。
 
※ Part1およびPart2の要約はダンキチさんの要約を参考にさせていただいています。
 

 

Part 1

 

 

(スタンス)

 

スタンス(立ち方) (*1)とは、ポスチャー(姿勢) (*2)とポイズ (*3)のコンビネーションです。
ポスチャーとポイズは違う概念です。
次にポスチャーとポイズの違いを説明します。

 

(男女共通の基本的なポスチャー)

 

ダンスではしばしばボデイーをストレッチすると言う言葉が使われますが、多くの場合、このストレッチと言う言葉は間違って使われています。
頭に入れておかなければならないのはストレッチすると言う事は伸ばすと言うアクションではなくて結果的に伸びたと言う事なのです。
すなわち ボデイーのストレッチとはボデイーをストレッチするのではなくて筋肉を収縮させた結果起きる現象なのです。
例えば伸ばした腕を上に曲げる運動を考えてみましょう。
腕の肘から先を上に曲げる運動は筋肉を伸ばすから腕が曲がるのではなくて腕の上側の筋肉を収縮させるから腕が曲がるのです。
逆に上げたひじから先を元に戻す場合は腕の下側の筋肉を収縮させる為に腕が伸びるのです。
 
「体の動きとは筋肉を延ばす事で起きる現象ではなくて、筋肉を収縮させることによって起きる現象なのです」
 
よくロングフロントと言われますがロングフロントを作る動作は背骨を縮める事でもないし、体のフロントの筋肉をストレッチすることでもないのです。
ロングフロントはMuscle of Back (背中の筋肉)を縮める事によって初めて得られる結果なのです。
グッドポスチャーはMuscle of Back (背中の筋肉)を縮める事によってのみ得られるものだと理解して下さい。
 
(男性固有のポスチャー)
 
Muscle of Back(背中の筋肉)を収縮させてグッドポスチャーを作った後の男性固有のポスチャーについて説明します。
シェイプを作る為に両腕を上げます。
この両腕を上げる動作は、肩の上部の筋肉を収縮させる事によって行われます。
この運動で両腕を上げることはできますが、両方のアームは十分伸びてはおらず、小さくまとまった状態となっています。
この小さなアームの伸びを大きくする為にさらに別な筋肉を収縮させる必要があります。
その筋肉は肩の上部から胸の前に繋がっている筋肉と肩の上部から肩甲骨の下に繋がっている体の後側の筋肉です。
(筋肉の名前は分からないので動画でバリッキが示している筋肉を参照してもらう必要があります)
この肩部の前・後の筋肉を収縮させることにより、アームをより大きくを伸ばす事(ストレッチする)が出来るのです。
この時、肩から両ひじまでの腕のシェイプはしっかりと保つことが必要ですが、両腕のひじから先は柔軟にそして自由に動かせるようにしておきます。

 

男性は肩から肘までのアームをしっかりと保つ必要がありますが、女性の場合はこの点が少し違います。
 
 

Part 2

 

 

アームをストレッチする為の肩部前・後の筋肉の収縮は主として男性に要求される動作であり、女性にはこの筋肉の収縮はあまり要求されません。
何故ならばこのフレイムをしっかり保つのは男性に要求される事だからです。

 

いずれにしてもグッドポスチャーを作る為にはMuscle of Back(背中の筋肉)を収縮させなければなりません。
そしてこの事が、自然にロングヘッド、ロングネック、クリーン・ショルダー、ロングフロントを作ることになるのです。
そして又こうすることによって、力強く、しかし自由に体を動かすことができ、回転も自由にできる状態にすることができるのです。

 

(女性固有のポスチャー)

 

次に女性固有のポスチャーについて説明します。
先ず男性と同様にMuscle of Back(背中の筋肉)を縮めます。
そして女性のシェイプは左側に向けて作られます。
背中の筋肉を収縮させることにより、体の前部が伸びると同時に下半身をリラックスさせて床に対して押し下げ、肩の上部を少し左へrorateさせ、僅かにスウェイさせることにより自然に、ネックを左に向けます。
このスウェイは左側の脇の筋肉を僅かに収縮させることにより起きます。
Muscle of Back(背中の筋肉)を縮める以外は体の力を抜いてリラックスした状態を保ちます。
 
男女がそれぞれの正しいショートバック、ロングフロントのポスチャーを作り、組むことができれば、押し合う事なく自由で広く、そして大きなサークル状のフレイムを作ることができるのです。
 
いずれにしても男女共に筋肉がどのように動いているのかを理解する事がとても重要です。
この筋肉の動きを理解しないままに、人の姿を真似てみたり、人に言われ感じたままの真似をして筋肉を動かす事はより多くの問題を引き起こしてしまいます。
 
(ポイズ)
 
ポスチャーとポイズは明らかに違った概念です。
 
「ポイズとはポスチャーの床との関係なのです。」
 
良いポスチャーだけれどポイズが悪いケースがしばしば見かけられます。
この事からもポスチャーとポイズは違うと言う事が御理解いただけると思います。
ポスチャーは筋肉の動きが伴いますが、ポイズは筋肉の動きとは全く関係がなく、足に対するボデイウェイトの位置だと言う事が言えます。
ポイズとはボデイーウェイトの位置と足との関係です。
またボデイーウェイトの角度と床との関係であるとも言えるのです。
 
tama注: ポイズの英語の意味は英語から理解するダンス用語 (ポイズ)を参照してください
 
二人の体を合わせる事により美しく正しい姿を作る為には良いポスチャーと良いポイズのコンビネーションがとても重要です。
 
女性が男性に対してポジショニングをした時、ボデイーウェイトを下側に押し下げスタンデイングレッグにボデイウェイトを乗せる事が大切です。
実際のウェイトは男性に与える感じですが少しスウェイをし、左側への回転は少し後方に向けて行われます。
しかしウェイトをヒールの上に乗せると男性に重さを与えることになり、重いとのクレイムを受けることになります。
あくまで女性の体のウェイトは体の少し前(ボールの上)におく事がとても大切なのです。

 

 

Part 3

 

 

My leg goes in position.
私の足は定位置にあります。
 
Now my weight will be received.
今度は私の体重が受け取られます。
 
So I am receiving my weight.
そして私は自分の体重を受け取っています。
 
I am now sending.
私は今、(自分のボディを)送っています。
 
I am not lowering in the sense of that I’m not going down vertically.
私は、私が垂直に降りていないという意味ではロアーしません。
 
I am flexing forward.
私は(膝を)曲げながら前進しています。
 
My spine is now moving in the direction where I want to go.
私の背骨は今私が行きたい方向に動いています。
 
My new receiving leg, now from here I’m very aware of my direction.
私の新しいレッグは今ここから来ます、私は自分の進む方向を意識しています。
 
So I’m going through my leg, I’m continuing through my leg to here.
そして私は私のレッグの上を通過しています、私は私のレッグの上を通過し続けて、ここに到達します。
 
Now I am lowering again to receive the weight.
今私は体重を受け取るために再びロアーを続けています。
 
My moving leg is now going out in position.
私のムービングレッグは今や定位置に出ていきつつあります。
 
So, no good I move the body and not the leg.
つまりレッグでなくボディを先に動かすのはよくありません。
 
So, my leg must go out before the body.
つまり、ボディより先にレッグが出ていかなければならないのです。
 
So, now this leg is going to receive my body weight to now send it to the next receiving leg.
つまり、このレッグは次のレシービングレッグとしてわたしの体重を受け止めるために送られます。
 
Now my right leg is in this position, I am not rising too early.
今、私の右足がこの定位置にあり、私は早すぎるライズをしていません。
 
If I rise too early, this will throw my back, my weight backwards.
もしライズが早すぎたら、これは私の体重を後ろに倒してしまいます。
 
Therefore, I am again receiving, absorbing it away rising to exit.
したがって私は再び体重を受け止め、吸収しながらライズしていき抜けていきます。
 
Again usage of two legs, I am receiving on my left and on my right is in position.
もう一度、両方のレッグの使い方です、私は
 
I receive.
Very important now the leg is out.
非常に重要なのはレッグが出ていっているということです。
I receive my weight.
And now, once again, I received a waiting to the promenade.
I am not tipping out of promenade, the body and leg together.
私は進路から外れていません、ボディとレッグは一緒です。
 
The leg is in position first, the body dances to leg.
最初にレッグが所定の位置につき、ボディがそれを追って踊るのです。
 
So I will dance this for you one more time without stopping.
それでは、あなた方のために、途中で止まらずに踊ります。
 
But please look at my leg action, and look at the timing of my moving leg.
しかし、私のレッグアクションをご覧ください。それと私のムービングレッグのタイミングもご覧ください。
 
So, as soon as my body starts the action, my leg goes in position.
私のボディがアクションをし始めるとすぐにレッグが所定の位置につきます。
 
And the leg goes in position, now receiving leg, my leg goes in position.
つまり、レッグが所定の位置につく、すなわちレシービングレッグが所定の位置につきます。
 
Leg, receiving leg, leg , and leg.
Now the body dances to leg.
いまボディがレッグに向かって踊ります。
 
OK, let’s now talk about my upper part of the body dance.
これからボディの上部のダンスについてお話します。
 
Upper part of the body has two jobs.
ボディの上部の仕事は2つあります。
 
The first job is making sure that my spine travels through my feet.
一つ目の仕事は、背骨が両足の上を通過するのを確実にすることです。
 
So whichever the direction my leg has decided to go in, my spine must be traveling to the same direction.
つまり、私のレッグがどちらの方向に行くとしても、背骨は同じ方向に行かなければならないのです。
 
So, one very terrible thing is that the leg is going, for example, diagonally to wall, and the spine is suddenly tipping.
そして、非常に恐ろしいことの一つは、たとえばレッグが壁斜めに進み、背骨が突然傾くことです。
 
This will cause a big balance problem, and a big positioning and harmony problem with the lady.
これは、バランスに関する大きな問題と、女子とのポジションとハーモニーの大きな問題を引き起こすことになるでしょう。
 
So, the spine will now travel through the legs, very straight through the legs, each step.
ですから、背骨はすべてのステップで両足の上をまっすぐなままで進みます。
 
Now, what shoulders and lib cages do is a different issue.
さて両肩と肋骨がすることは別な課題です。
 
If you remember earlier on the video, we talked about shortening muscles.
Now this is what to do here.
 
So, my foot goes in position, my spine dances to the foot, at this moment, my right side, the back of my right side is starting to shorten, shortening in this way, so this type of circle and also this circle, is beginning to.
 
I am not finishing the rotation now, but I am beginning to soften this side.
 
Now the landing spot for my right side is my right foot.
 
So now my right foot will be going to position.
 
The right side is now dancing to the foot.
 
So is now shortening to the right foot, my spine is continuing.
 
So my spine is not tipping, no good
 
I am not connecting to the foot, no good.
 
So the spine goes straight.
 
The right side is now anchoring to the foot, staying there, my spine is finishing continuing.
 
I am still anchored to the foot, still anchored to my right foot.
 
But my spine is moving in the direction of movement.
 

4:38

Now, from here, same.
 
I am moving my spine line of dance, so my spine is now traveling towards you, line of dance.
 
My left shoulder is now shortening, shortening.
 
And landing point for my shoulder is my left foot.
 
So once again, too early, no good, too late, also no good.
 
So the correct timing of left shoulder blade feeling dancing to the left foot will produce spin turn.
 
Now again, I am anchored on my left foot, my spine is moving out of my left foot, but I’m anchoring my left side to the foot, two, three.
 
From here, right side shortening, right side shortening, the spine moving direction of movement, one and two.
 
In this position, I am now connecting my left shoulder to my right foot, left shoulder to right foot.
 
The spine moving direction of movement, my left shoulder is connecting to the foot 2, 3, and.
 
So, one more time, without stopping, now every look is what my shoulders do in relationship to my legs.
 
Leg will go out in position.
 
Shoulder will connect to each step one.
 
OK, and anchoring now left shoulder, right-right-left, to end.
 

06:39

!st Group LADY

 

 

Part 4

 

 


 

Part 5

 

 


 

Part 6

 

 

Harmony and Space
調和と領域

Now let’s move the next subject, harmony and space
さて、次の主題、調和と領域に進みましょう。

Many times when we dance, we are aware of our body.
我々がダンスをするとき、多くの場合我々は自分のボディを意識します。

We are not aware of the space which is around our body.
我々は自分たちのボディの回りの領域は意識しません。

We are not aware of feeling the space with our posture, feeling the space with our presentation.
我々は自分のポスチャーに伴う領域を感じ取ることは意識しませんし、プレゼンテーションに伴っている領域を感じることも意識しません。

So this is why today we prepared this picture for you.
それが今日皆さんのためにこの絵を用意した理由です。

00:39

You can see the body, the head, spine, hips, legs, arm, and other arm, and four spaces which are around our body.
みなさんには、ボディ、頭、脊椎、腰、脚、腕、もう一つの腕、そしてボディの回りの4つの領域が見えると思います。

These four red squares when Loraine and I dance, is we are always very aware of dance.
ロレインと私がダンスをする時、これらの4つの四角形を強く意識します。

And we are dancing into these spaces.
そして、われわれはこれらの領域に向かってダンスします。

The position of arm, I am aware of the space under the arm, I am aware of the space above the arm.
腕の位置では、腕の下の領域を意識しますし、腕の上の領域を意識します。

If I position my head to my left, I am aware of the space which my head dances into.
もし私が左に顔を向ける場合は、私は顔が向かう領域を意識します。

So it is not just rotating my head but I must move my head into the space
ですから単に顔を回すのではなく、顔をその領域に動かさなければならないのです。

So I’m very aware of this space for me.
ですから私はこの領域を非常に意識します。

I’m very aware of this space of no collapsing that area, maintaining the space, and the space on the other side.
この領域を非常に意識します。崩さないよう、その領域を維持しながら。反対側の領域も。

So when we dance, we are aware of feeling is to increase these spaces, made them as big as possible.
そして、我々がダンスをする時、我々が意識することは、これらの領域を広げること、できるだけ大きく、ということです。

Not just thinking about a big body.
単に大きなボディについてだけ考えてはいけません。

This is also very important for Lorain.
このことはロレインにとっても非常に重要です。

A lady has may shapes, just make, and again

She is dancing into those spaces, dancing into those spaces, not just shaping, but actually feeling the space.
彼女はこれらの領域に向かって踊ります。決してシェープすることだけを考えるのでなく、実際にこの領域を感じるのです。

02:14
 
When we put two bodies together, we must also have the same feeling.
我々が自分たちのボディをあわせるとき、同じ感覚を持たなければなりません。

So when Lorain and I dance together, of course, we are looking perfect harmony.
それで、ロレインと私が一体となって踊るときはもちろんわれわれは完全な調和を保っているように見えると思います。

We look as felt glued each other.
我々がお互いに密着しているように見えると思います。

But in reality, there is a space, there is more space which will keep between us.
しかし実のところ空間があります、我々の間に保たれている空間があります。

This is why we prepared the second picture on the other side of the board..
これが、このボードの反対側の2番目の絵を準備した理由です。

02:46
 
As you can see, this is man’s body, and this is the lady’s body.
ご覧いただけるように、こちらが男子のボディで、こちらが女子のボディです。

And red arounded is the awareness of space that Lorain and I have when we are also just standing in front of each other.
そして、赤で囲まれているのがロレインと私がお互いに向き合って立っている時の、領域の意識です。

So we are not entering each other’s space.
そして、我々はお互いの領域には入りません。

We dance near each other, not on each other.
私達はお互いに近接して踊りますが、お互いに接触するわけではありません。

So we are aware of the space which divides us, which will allow ours therefore, to be in harmony.
そして我々を分けている領域、それが我々が調和を保つことを可能にしているのですが、その領域を意識しています。

So if we go back to the first picture,
さて最初の絵に戻りましょう。
 
03:28
 
When we are going to dance for you, with a few steps, I would like you to keep this picture in your mind.
我々が、皆さんのために幾つかのステップのダンスをお見せする際に、この絵を心に留めておいていただきたいのです。

And when we are going to talk about harmony, and when we are going to talk about redirection of body weight into these four different spaces.
さらに、調和についてお話するときやボディウェイトをこれら4つの異なった領域に
 
(以下未作成)

 

 

Part 7

 

 


tamaのメモ
  • 【*1】 現在スタンスという言葉が使われることは少ないと思われるがボールルームダンスを標準化したISTDのコミッティーのメンバーの1920年代の著書ではポスチャーやポイズは使われず、スタンスという言葉を使用している。
  • 【*2】 ポスチャーと言う言葉は日本語の「姿勢」という言葉がほぼ同一の意味であるため、ここでは姿勢と訳す。
  • 【*3】 ポイズと言う言葉はしばしば「姿勢」と訳されるが、姿勢とは異なる概念である。ビデオの中で説明されている。
  • 【*4】 現在スタンスという言葉が使われることは少ないと思われるがボールルームダンスを標準化したISTDのコミッティーのメンバーの1920年代の著書ではポスチャーやポイズは使われず、スタンスという言葉を使用している。
  • 【*5】 ポスチャーと言う言葉は日本語の「姿勢」という言葉がほぼ同一の意味であるため、ここでは姿勢と訳す。
  • 【*6】 ポイズと言う言葉はしばしば「姿勢」と訳されるが、姿勢とは異なる概念である。ビデオの中で説明されている。