解説
タンゴと他のスイングダンスのタイミングのとり方の違いについて、元スタンダード種目世界チャンピオンのマーカス・ヒルトンMBEがレクチャーした記事から引用しました。特に気になる個所を抜粋しました。
ただし、スイング・ダンスにおいてボディのどんな動きでタイミングをとるのか、またタンゴにおいて足ないし脚のどんな動きでタイミングを取るのかについては、そのレクチャーの場では実演したのだろうと思いますが、残念ながら推測するより仕方がありません。
引用
- 最初に、タンゴは他のスイング・ダンスと別物と考えましょう。
- スイング・ダンスで音楽を聴くように、タンゴでも音楽を聴きますが、タンゴでは脚部のタイミングを音楽に乗せます。タイミングは足で取り、それからボディを移動します。
- スイング・ダンスではボディでタイミングを取ります。フォックストロットでもヴィーニーズワルツでもクイックステップでも脚部はボディにフォローし、ボディが音楽に乗って踊ります。
- タンゴでの脚部は獲物を探すように移動します。
- タンゴのキャラクター作りで最初に考えなければならないのは音楽。音楽が何を伝えてくれるのか? 情熱、激情、緩慢さ、美、純粋さ、ロマンス、愛情、様々な感情を伝えてきます。
- タンゴでは、足の全体にバランスを乗せています。足をタンゴ・ポジションにすると、重心が低くなり、ウエイトが足と関連して正しいポジションに配分されます。でも、バランスは変わりません。バランスは前方のままです。個人的に絶対しないこと、また、誰を教えるかにもよりますが、バランスを足の後ろに感じて立つことはしません。
- 私の選手生活後半のコーチャー達は、「SIT DOWN」しないで「SIT UP」しなさい」と言いました。