英国の The Imperial Society Masters of Dancing のメンバーだったAlbert W. Newman が1914年に出版した Dance of to-day という本の49ページの「Castle Walk」の説明の中に、それより数年前までの社交ダンスは男性が後退役を務めていたということが書かれています。

 

ちょっと信じられないような話なので、ほかの文献も調べてみたいですね。

 

49ページの「Castle Walk」の説明から抜粋(対訳)

Backing the lady was considered exceedingly bad form only a few years ago, but now, with the introduction of the new dances, everything has changed and it is “quite the thing.”
たった数年前までは、女性を後退させることは大変良くないやり方だと考えられていた。

 

Yet a step taken backward is much more difficult than forward, and it has always been customary for the man to take the most difficult part of the dance.
(というのは)前進するより後退するステップのほうがずっと難しいが、これまでは、ダンスのもっとも難しい部分を男性が受け持つということが常に慣例となっていたからである。

 

The only excuse the man can offer now for not doing so is that it is much more convenient for him to go forward, as he is better able to see where he is going.
しかし、いくつかの新しいダンスの導入によってがらっと変わってしまい、いまやそれが流行の最先端となってしまっている。

 

This excuse we must accept so long as the lady accustoms herself to the prevailing conditions, and it will be the means of avoiding collisions with the other couples and making the dance easier for both partners.
現時点では、男性が後退するステップを受け持たないことに関する言い訳は唯一、それのほうが、これから進んで行こうとする場所をよく見ることができるからということである。この言い訳は、女性がその状態に慣れるようになる限り受け入れざるを得ないし、それが、他のカップルと衝突せずに、かつ両方のパートナーにとってより容易にダンスできる手段になるであろう。

 

 

 
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