19世紀末までは、カドリール(Quadrillle)やランサー(Lancer)など、いわゆるスクエアダンス(Square Dance)と言われる社交ダンスも踊られていたようです。
 
スクエアダンスは、その名が示すとおり、男女同じ向きを向いたカップル4組が正方形を形作って、あらかじめ定められた順番で、挨拶をしたり、パートナーを代えて行きながら踊られます。この他にグループで踊られる社交ダンスとしてはコントラダンス(Contra Dance)やジャーマンコティリオン(German Cotillion)などがあります。
 
このようなグループで踊られる社交ダンスは、その後衰退してしまい、現代では一部のマニアを除いては踊られなくなってしまいました。
 
1894年に出版されたダンスの教本の中に、その理由を説明している個所を見つけました。
その内容をかいつまんでいうと以下の通りです。
このころはそれでも個人の家(豪邸^^)で社交ダンスを踊れたんですなぁ

 

ラウンドダンスは、現代の社交ダンスと同様に、同じパートナーと1曲踊り続けるダンスである。
ラウンドダンスには、ギャロップ、、ポルカ、ショティーシュなどがある。
 
ラウンドダンス以前に踊られていたカドリールやその他のスクエアダンスは、ラウンドダンスにほとんど取って代わられてしまった。
それらが人気を失ってしまった理由はいくつかある。
間違いないのは、若者たちがゆっくりした、動きの少ないスクエアダンスより、ギャロップやワルツなどの動きのほうを好むようになったことである。もうひとつは、スクエアダンスは広い場所が必要であり、個人の家ではなかなか踊れないということである。
さらに、スクエアダンスは、友人たちだけで舞踏会を催さない限り、一般的な舞踏会では、好ましくない相手とも踊らざるを得ず、特に女性に嫌われたことである。
 
参考文献

 

出版年 1894年5月
出版社 THE BUTTERICK PUBLISHING CO. LIMITED LONDON AND NEW YORK
所蔵元 米国議会図書館データベース Dance Instruction Manuals