現在のスローフォックストロットのもとになったフォックストロットは、ニューヨークのボードビリアンだったハリーフォックスが作り出し、1914年に発表したというのが定説になっています。
それについてはわたしが入手した当時のいろいろな記録から、必ずしもそうではなさそうだと思っていますが、それはそれとして、その頃のフォックストロットはどんなダンスだったのでしょうか。
私が米国連邦議会図書館の、Dance Instruction Manualsという名前の、ダンスに関する図書のデータベースで調べた範囲では、フォックストロットの踊り方を記載した一番古いものは、1919年に初版が出版されたDancing Made Easyでした。これにはかなり詳しく載っています。
それより古い記事で、探し当てることが出来たのは、Christensen’s Ragtime Reviewの1915年3月号でしたが、最近やっと1914年に出版されたMentel’s Fox Trotというラグタイム音楽の楽譜の表紙に踊り方の一部が記載されているのを発見しました。
以下にそれぞれ原文と日本文を掲載します。
和訳をつけようかと思いましたがそのまま訳したのではわかりづらいかもしれませんので,
日本文のほうはできるだけ理解しやすいように書きかえます^^
- 1914年 Mentel’s Fox Trot (引っ越し必要)
- 1915年 Christensen’s Ragtime Review (引っ越し必要)
実はこの Mentel’s Fox Trot については、楽譜をラグタイムピアニストの方にお渡しして、演奏を録音していただくようお願いしています。
乞うご期待^^