1910年代のころの両足の向きは今のように平行ではなく、まだ逆ハの字でした。
これは、それまでのバレーの立ち方を踏襲したためで、その頃の社交ダンスの教本のいくつかにも何種類かの立ち方の説明が記載されています。(注参照)

 

その実例を紹介します。

 

英国の The Imperial Society Masters of Dancing のメンバーだったAlbert W. Newman が1914年に出版した Dance of to-day という本があります。

 

ほんの一例として、その本の104ページに記載してあったそのころのスタンダードワルツの足形をお見せします。
ボックスでしょうかね。
なお、この本のページ40-43にはバレエと同じように第1ポジションから第5ポジションまで定義されています。
これでお分かりのように、今と違って、ほんとに逆ハの字になっていますね^^
再現ビデオをごらんください。
(注)
 
ある書籍では以下のように記載しています。
 
 
書籍名 A Pictorial Manual of Ballroom Dancing edited by A. H. Franks

 

原文(21ページより抜粋)
 
Another point to remember is that when one foot was closed to the other, the feet were not parallel as they are in modern ballroom dancing, but turned out, both feet making an angle about ninety degrees. This “turnout” continued to influence social dancing for hundred years, and is of course to be found in the Victorian and Edwardian dances which have been revived with such enthusiasm since the war. Many people believe that the “turnout” of these dances was influenced by ballet, but in fact the converse was the case. Not until the sixteenth century did the ballet begin to develop as an art form.
 
かいつまんで言うと、古い社交ダンスの両足はバレエの足のように外側に開いていたが、これはバレエの影響を受けたからではなく、逆に古い社交ダンスの両足の向きをバレエが引き継いだためだそうです。
 
その理由として、バレエの技術が発達し始める16世紀より古い時代のダンス(ワルツの前身ともいわれるVoltaなど)ですでに行われていたという説明をしています。ほかの資料も調べてみないと、そのまま鵜呑みにするわけにはいきませんが、理由からするとこの人の説明が妥当なように思います。
 
 
(Visited 1 times, 1 visits today)