ビクター・シルベスター のTheory and Technique of Ballroom Dancing の 4th Edition December 1936 を以前購入しました。

ビクター・シルベスターというのはISTDの求めに応じてイングリッシュ・スタイルのボールルーム・ダンスの標準化を行った委員会の主力メンバーです。

その本の中ではコルテについて以下のように説明されていました。

What is a Corte

Q. – What is a Corte?

A. – A backward movement for the gentleman in which he hesitates whilst the lady makes two steps, viz., a step to the side and a close.

(Note: A figure which is misnamed is the back Corte in the Tango. It has, however, been known under this name for a long time that it would be difficult to change it.)

 出所:Theory and Technique of Ballroom Dancing の 4th Edition December 1936

拙訳
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質問 – コルテとはなんのことか?
答え – 女子が2つのステップ、すなわち横へのステップ、そして閉じるステップをする間、男子がためらう(一時的に動きを止める)男子の後退運動。

(注:間違って名前がつけられているフィガーがタンゴのバック・コルテである。しかし、それは長い間その名前で知られているため、それを変更するのは難しいであろう。)
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コルテという名前の入っているフィガーを調べてみると、ワルツではリバース・コルテ、ホバー・コルテ、クイックではホバー・コルテがありますが、確かにこれらのフィガーには、上記のコルテの動きが入っているように見受けられますが、タンゴのバック・コルテは異質ですね。