SNS「趣味人倶楽部」の会員「グッチさん」のユーモアあふれるエッセイです。
社交ダンス 上級者と初級者の違い😅
笑点の大喜利で、「18才と81才の違い」というお題が話題になりました。
例えば、こんな感じです。
①恋に溺れるのが18才
風呂に溺れるのが81才
②まだ何も知らないのが18才
もう何も覚えていないのが81才
両者の特徴をユーモラスに表現して、多くの共感を集めました。
物事は比較することで、その実態が見えやすくなります。
巷で「上手」と言われているAさん。きれいに踊っています。
でも、「どこが良いの?」、いざ聞かれてみると、何やら漠然としています。
そこで、身近でいつも踊っているBさんに登場してもらい、両者を比べて見ます。
そうすると、Aさんが「何故、上手と評価されているのか?」が分かってきます。
今回は、
「上級者と初級者の違い~社交ダンス版」を考察してみました。
便宜上、
上級者=松
初級者=梅
で表記します。
なお、本稿は技術論ではありません。
気楽に読み飛ばしてください。😁
【顔】
①目線
遠くを見ているのが松 😀
近くを見ているのが梅 😒
上級クラスと見受けられる方でも、目線が低い人、正面寄りの人がいます。目線は意外と難物です。
目線が遠いと見た目の印象が全然違います。女性も踊りやすいそうです。
②表情
にこやかなのが松 😁
仏頂面が梅 😤
笑顔は自然にはできません。体や心に負荷がかかると、表情が険しくなるのは当然のことです。
ダンサーの笑顔は人工的に作られた「訓練の賜物」です。
(迷ったら)笑顔のカップルにチェックを入れる、というジャッジもいます。
③口
開いているのが松 😃
閉じているのが梅 😐
一流プロの動画を見ると、男子も女子も口を開けています。
腹式呼吸がキチンとできているからだと思います。
呼吸は「気」にも通じています。ダンスの究極は呼吸、というプロもいます。
【踊り心地】
①タッチ
柔らかくて軽いのが松 🤸
硬くて重いのが梅 🏋️
柔らかで、心地よい踊りの秘訣は「脱力」です。(軸はしっかり)
脱力は上級者のテクニックです。
連結部(手首、肘、肩)の力を抜くことがコツです。
②リード
重心移動で伝えるのが松 🙆
腕力で振り回すのが梅 🙅
セグウェイ(電動立乗り二輪車)は、重心移動で動きます。アクセル、ブレーキ、ありません。
女性も同じです。重心移動で伝えます。
③ホールド
広くて快適なのが松
狭くて苦しいのが梅
踊りやすい男性は、パートナーのポジション、形、を頭に入れています。だから女性が、広いスペース、正しい位置で、伸び伸び踊れます。🤗
踊りにくい男性は、自分のことで精一杯です。だから女性が、
歪んだり 😥
締めつけられたり 😣
こねくりまわされたりして 🤪
苦しみます。
【形】
①体幹(ボディトーン)
パンパンが松
スカスカが梅
空気がパンパンに詰まったボールとスカスカのボール。⚽
両者を床の上で転がします。
パンパンは滑らかにどこまでも転がりますが、スカスカはノロノロ動いて止まってしまいます。
体幹は、ボール表面の皮(筋肉)の強さではなく、内部の空気(インナーマッスル)の強さです。
体幹の弱い人との踊りは、バレーやバスケットをスカスカのボールでプレーする感覚に似ています。⛹️♀️
②手
指先まで繊細なのが松
無神経なのが梅
男性の右手を見れば、大体のレベルが分かります。
「右手の親指と人差し指の間が開いている男性✋にはチェックを入れない」と明言しているジャッジもいます。
【踊り】
①頭
ぶれないのが松
ガチャガチャ動くのが梅
伝説の世界チャンピオン、ビルアービンが、コーヒーカップ☕を頭に置いてスローを教える動画があります。
きれいな踊りは、頭がスーっと動きます。
(動画、添付しました)
②動き
静かで滑らかなのが松 🌛
乱暴でガサツなのが梅 🌪️
本人は大きく踊っているつもりでしょうが、暴れているようにしか見えない人がいます。周りも迷惑しています。
体幹が弱い
重心移動ができていない
フットワークがベタ足
なのに、大きく動こうとしているからだと思います。
【パーティー】
①衝突
避けるのが松
突進してくるのが梅
上級者は視野が広いので、事前に危険を回避します。
②ぶつかった時
自分から謝るのが松 😅
睨みつけるのが梅 😾
③音楽
音楽を楽しむのが松
無視するのが梅
スロー、ルンバで音を外す人は多いです。
音楽が4拍子なのに、ステップは3步だからです。
外す人は、音楽よりステップが早くなります。
松と梅~
その違いは、深くて無限です。
愛好家誰もが心の中に、「俺の松、アタシの梅」をお持ちだと思います。
最後に一句。
お相手に・・
スマイルが松 🤵
説教するのが梅 👴
おあとがよろしいようで。