この記事は、以下の書籍の総論および、タンゴ総論を抽出したものです。
ISTDのボールルームダンステクニックJBDF翻訳版第5版(平成11年月1日)のものより古いのですが、説明も丁寧で例も挙げられているために、よりダンス用語が理解しやすいと考え、掲載しました。

書籍名 Technique of BALLROOM DANCING by Guy Howard (平成年4月21日)
翻訳  JATD日本舞踏教師協会
電話  TEL 03(3432)4627

略語

CBM       Contrary Body Movement
CBMP    Contrary Body Movement Position
F            Foot
H           Heel
IE          Inside Edge
L           Left
LOD     Line of Dance

NFR     No foot rise

OP      Outside Partner
PP      Promenade Position
PO     Partner Outside
Q       Quick
R       Right
S       Slow
SL     Shoulder Leading
T      Toe

総論

足の位置

(Position of Feet)

この項は、ステップの終わりにおける左足と右足に関することを示す。

例:

プル・ステップの場合:右足後方に動き始め、次に左足で右へ回転するので、足の位置は「右足小さく横に」となる。
ワルツにおけるナチュラル・タ-ンの第2歩(男子)の場合、最初に左足は前に動き始め、回転してステップの終わりでは横となる。従って、足の位置は「左足横に」となる。

左または右のショルダ-・リ-ディング

(Left or Right Shoulder Leading)

CBM(コントラリ-・ボディ・ム-ブメントの項参照。7頁)の反対で、ステップした足と同じ側の体を、ステップする時と同時に、前方または後方に動かすことで、通常OPまたはPOへの前のステップで用いられる、

OPへの準備

(Preparing to Step Outside Partner)

通常の場合より、ややオ-プン・ポジションで前進する場合で、たとえば、フェザ-・ステップの第2歩(男子)と、ランニング・フィニッシュの最終歩で用いられる。

アウトサイド・パ-トナ-

(Outside Partner)

通常パ-トナ-の右横に前進することである。

述語

(Terms)

前進、後退、横に、横少し前に、横少し後ろに、左足右足にクロ-ズ、右足左足にクロ-ズ、または少し後ろにクロ-ズ、少し前にクロ-ズ、体重を移してまたは体重を移さずに、・・・・・・これらは読んで字のごとし。
小さく横に:通常の場合より明らかに歩幅が小さい場合に用いる。
斜めに前進または斜めに後退:前後左右の距離が同じ場合に用いる。
その他の述語もチャ-トで用いられているが、これらは読んで字のごとし。

プロムナ-ド・ポジション

(Promenade Position)

男子の右側と女子の左側が接近し、反対側がタ-ン・アウトしてV字形になる場合に用いられ、通常足は体より多くタ-ン・アウトする。プロムナ-ド・ポジションは足の位置の項に記してある。

コントラリ-・ボディ・ム-ブメント・ポジション

(Contrary Body Movement Position)

ステップする足を、他の足の延長線上に、またはそれとアクロスして前方または後方に置くことで、CBMを用いてステップした時の形と似ているが、体の回転はない。
CBMPはすべてのOPへのステップで用いられるが、フィッシュ・テ-ルの第3歩目は例外であり、良いラインとコンタクトを保つためである。CBMもまた、OPへのステップで用いられる場合もある。
CBMPはイン・ラインで用いられる時もある。たとえばチェンジ・オブ・ディレクションの第3歩目とタンゴの通常の左足のウォ-クでCBMPを用いる。「CBMPにアクロスして前進」は、他の足の延長線上をアクロスして、ステップする足が移動することを意味する。これはPPの時にのみ適用される。

アラインメント

(Alignment)

片足または両足に関することで、体に関することではない、ステップの終わりで部屋に対して、足が面して、背面して、または向けて置かれる方位を述べている。たとえば、フォックストロットのナチュラルタ-ン(男子)の第5歩は、「中央斜めに面して」である。
与えられたアラインメントは、フィガ-の移動する方向を暗示している。「向けて」は、内側回転で体より多く回転して横にとられる時に用いられる。たとえばワルツのナチュラル・タ-ンまたはリバ-ス・タ-ンにおける、男子の第5歩と女子の第2歩で用いられる。足の回転が3/8、体の回転は少ないので「向けて」となる。「向けて」は、PPで前進するときにも用いられる時がある。
体の位置は、時々アラインメントの項に含まれ、オ-プン・テレマ-クの男子の場合にも見られる。オ-プン・インピタス・タ-ンとホイスクの後のウィ-ブの第1歩は、足のタ-ン・アウトとマッチしないので、通常のPPである。

ディレクション

(Direction)

ディレクションは、部屋に関する足の動きである。

例:

シャッセ・フロム・PPの第1歩:壁斜めに面して、足のディレクションは、LODに沿って動く。
オ-プン・テレマ-クから続くクロス・ヘジテ-ションの女子の第1歩は、LODに向けて、足は壁斜めに動く。

特にタンゴでは、いろいろのディレクションとアラインメントの例がある。

ライン・オブ・ダンス

(Line of Dance ・・・・ LOD)

時計の張りの動く方向と反対に、舞踏室を廻る方行線である。
次のアラインメントとディレクションは、試験で用いられる。

LODに面して、または逆LODに背面して
壁斜めに面して、または逆中央斜めに背面して
壁に面して、または中央に背面して
逆壁斜めに面して、または中央斜めに背面して
LODに背面して、または逆LODに面して
逆中央斜めに面して、または壁斜めに背面して
中央に面して、または壁に背面して
中央斜めに面して、または逆壁斜めに背面して

回転量

(Amounts of Turn)

フィガ-で用いられる全体の回転量、または各歩の間の足の回転量のことである。

例:
ワルツのリバ-ス・タ-ンの男子:全体の回転量は左へ3/4、1~2の間に1/4、2~3の間に1/8、4~5の間に3/8 体の回転は少なく、6で体の回転を完了。

外側回転

(Outside of a Turn)

前進に続いて回転する場合である。最初の3歩間の回転量は分割され、第2歩では足のスゥイブルがある。たとえば、右へ1/4回転する場合、1~2の間に1/8、2~3の間に1/8となる。

内側回転

(Inside of a Turn)

後退に続いて行われる回転である。第2歩での足のスゥイブルはない。この回転は、すべて後退とその後続歩の間に行われる。
内側回転の場合、足はしばしば体より多く回転するので「体の回転は少なく」と述べる必要がある。第3歩がクロ-ジング・ステップの場合は、通常ここで体は回転が完了し、第3歩がパッシング・ステップの場合、僅かな体の回転があるが、体はアンダ-・タ-ンのまま留められる。体の回転は後続歩で続けられる。

例:

ワルツのナチュラル・タ-ンの1~3歩(女子):1~2の間に右へ3/8体の回転は少なく、ついで左足右足にクロ-ズする時、体の回転を完了する。
フォックストロットのリバ-ス・タ-ンの4~6歩(男子):4~5の間に左へ3/8体の回転は少なく、第6歩は回転なし。

例外:

フォックストロットのナチュラル・タ-ンにおける4~5歩間の男子のプル・ステップ。
フォックストロットのリバ-ス・ウェ-ブにおける7~8歩間の男子のプル・ステップ。
ワルツのヘジテ-ション・チェンジにおける4~5歩間の男子のプル・ステップ。
クイックステップのナチュラル・タ-ン・ウィズ・ヘジテ-ションにおける4~5歩間の男子のプル・ステップ。

これらの場合、女子は外側回転であるが、男子と同じ回転量でリ-ドされる。クイックステップのナチュラル・タ-ンにおけるプル・ステップは、他のダンスほど強くないので、女子は回転を分割し、4~5の間に1/4、5~6の間に1/8となる。
ナチュラル・スピン・タ-ンの4~6歩、インピタス・タ-ン、チェンジ・オブ・ディレクション、ナチュラルまたはリバ-ス・ピボットの場合も、男子と女子の回転量は同じである。

ライズ・アンド・フォ-ル

(Rise and Fall)

ライズは、脚の筋肉の緊張と、膝の伸長及び体の上方への伸長によって創られた上昇であり、通常片足または両足のヒ-ルを上げて床から離す動作が伴う。
フォ-ルは、支え脚のトゥからヒ-ルへのロアリングと、次のステップがとられる時行われる膝のゆるみ(フレックシング)である。

ノ-・フット・ライズ

(No Foot Rise)

上記のように脚と体によるライズはあるが、後退する時に支え足のライズがない場合である。
横へのステップがNFRに続くときは、支え足はフラットで、第2歩で全体重がかけられた時に、第1歩のヒ-ルは床から離れる。

例:

ワルツのナチュラル・タ-ン、またはクイックステップのナチュラルタ-ンの1~3歩における女子

後退するステップが、他の後退ステップでNFRを踊ったあとに続くときは、支え足のトゥは床から離れ、第2歩で前足のヒ-ルにプレッシャ-が感じられる。前足のヒ-ルと後ろ足のボ-ルの間に体重が配分される時、体のライズが感じられる。

例:

フォックストロットのフェザ-・ステップまたはホバ-・フェザ-における女子

NFRが横へのステップに続く時は、横へのステップのヒ-ルはロゥアする(体ではない)。その時後続歩がとられ、アップNFRで終わる。

例:

フェザ-・フィニッシュの女子の2、3歩

体は、ライズ・アンド・フォ-ルの如何に拘らず、何時でも伸ばされるべきである。

ライズのタイプ

(Types of Rise)

ワルツではいくつかのライズのタイプがあり、通常、2~3歩の間に徐々にライズするか、あるいは最高にライズするかによって分けられる。

タイプ1: 1の終わりにライズを始め、2、3ライズ継続、3の終わりにロゥア。
これは、第3歩で足をクロ-ズする時とクロス・ヘジテ-ションの男子で用いられる。
タイプ2: 1の終わりにライズを始め、2 ライズ継続、3 アップ、3の終わりにロゥア。
例:アウトサイド・チェンジ、ウィングの女子等。
このタイプのライズ・アンド・フォ-ルは、ホイスクまたはバック・ホイスクでも適用される。
タイプ3: 1の終わりにライズを始め、2、3 ライズ継続、4 アップ、4の終わりにロゥア。
これは4歩間にライズする場合である。
例:シャッセ・フロム・PP、タ-ニング・ロック等。
タイプ4: 1の終わりに少しライズNFR、2 ライズ継続、3 アップ、3の終わりにロゥア。
これは女子のヒ-ル・タ-ンで用いられるライズ・アンド・フォ-ルである。

フォックストロットとクイックステップのライズ・アンド・フォ-ルは、早いタイプのライズで通常、1の終わりにライズ、2、3 アップ、3の終わりにロゥアである。
クイックステップにおける緩やかなライズは、ワルツの場合のように、4歩間でライズする時に用いられる。例:プログレッシブ・シャッセ、フォワ-ドまたはバックワ-ド・ロックス、クォ-タ-・タ-ン・トゥ・R、ティップル・シャッセ・トゥ・R。

コントラリ-・ボディ・ム-ブメント

(Contrary Body Movement・・・・CBM)

通常、回転を始める前に用いられる体の動作で、ステップする足の反対側の体を、前方または後方に動かすことである。CBMは、ナチュラルまたはリバ-ス・ピボットで最も強く用いられる。

フットワ-ク

(Footwork)

この項では、ステップする間に、片足または両足のどの部分が床に接するかを述べる。ライズまたは回転を伴う前進ではHTと記される。ライズまたは回転のない前進ではHと記されるが、ステップの終わりでは、トゥはロゥアする。

例:チェンジ・オブ・ディレクション(男子の第1歩、リバ-ス・ウェ-ブ(女子)の第4歩。

通常のすべての後退のフットワ-クは、THである。前方の足のHは床に接して引き寄せられるが、この前方の足のHは、ヒ-ル・タ-ン、ヒ-ル・ピボット、ヒ-ル・プルの場合以外は記されない。横へのステップが後退に続く時は、その後退ステップのフットワ-クはなおTHであるが、終わりはフラットで、横へステップする時Tは床から離れない。

例:プログレッシブ・シャッセ(男子)1~3歩、クイック・オ-プン・リバ-ス(女子)の1~3歩。

プル・ステップ、チェンジ・オブ・ディレクションやウィングのようなフィガ-では、もっと詳細なフットワ-クを記してある。
THまたはHTと記されているフットワ-クは、注意すべきである。Bを含んでいて、タンゴの場合以外は記していないからである。

スウェ-

(Sway)

足首から上方の体の右または左への傾斜のことで、バランスまたは回転を補助するために用いられるが、主として演出効果のために用いられる。
スウェ-の原則は、円の内側の方へ傾くことである。CBMを用いるときはスウェ-はないが、右足スウェ-のあとは、スウェ-は右へ、左足CBMのあとはスウェ-は左隣り、通常、CBMステップに続く2歩の間に保たれる。
次のようなフィガ-では、スウェ-は1歩の間だけ保たれ、誇張すべきではない。テレマ-ク、オ-プン・テレマ-ク、インピタス・タ-ン、オ-プン・インピタス・タ-ン、チェンジ・オブ・ディレクション。
スウェ-を用いないフィガ-は:スピンズ、ナチュラルまたはリバ-ス・ピボット、プログレッシブ・シャッセまたはプログレッシブ・シャッセ・トゥ・R、フォワ-ドまたはバックワ-ド・ロック・ステップ、シャッセ・フロム・PP等である。
両足の間で実際に回転しないで、スウェ-を用いるフィガ-もある。例:ホイスクの男子、フェザ-・ステップやスリ-・ステップの場合のように、わずかな左右への体のカ-ブを用いるとき。
フォックストロットでは、チェンジ・オブ・ディレクションとホバ-・フェザ-に先行するホバ-では、スウェ-が用いられ、ワルツのヘジテ-ション・チェンジの最終歩のスウェ-は通常のスウェ-と異なりウェストから上方に感じられ、時々ブロ-クン・スウエ-といわれている。
スウエ-は、はっきりしたライズ・アンド・フォ-ルとダンスの軽侠な動きから、ワルツで最も顕著に表われる。

ポイズ

 (poise)

男子
膝を少しゆるめて、自然なアッブライト・ポジションで立ち、体は両足から前方に傾け、腰を伸ぱし、両肩は楽に普通の高さに保ち、胸の緊張をほぐす。体重は両足フラットで、ボ-ルの上で前方に保つ。

女子
女子のポイズは、男子の項で述べたことと同じであるが、ウエストから後方ポイズとなる。この後方ポイズは誇張してはならない。

バランス

 (Balance)

両足の上における体重の配分である。前進または後退のウォ-クでは、次の2種類のバランスがある。すなわち、前方の時と、両足の間に等分に体重が配分される時である。

ホ-ルド

 (Hold)

上記のポイズで、女子をわずかに男子の右側に保ち、女子に面して立つ。右手で女子をホ-ルドし、指をきちんと揃えて、⼥⼦の左肩甲⾻の少し下に右⼿を置く。右腕の上部は、肩から肘まで下方に傾斜させ、次いで肘から⼿まで真直に保ち、わずかに下方に傾斜させる。
左⼿は⼥⼦の右⼿の親指と⼈差し指の間をホ-ルドし、他の指は⼥⼦の右⼿の右側の上で揃える。左⼿⾸は曲げてはぃけない。肘と⼿の間は真直に保ち、⼿のひらは床に斜めに⾯する。左腕の上部は、わずかに下⽅に傾斜させ、腕を肘から鋭<曲げ、前腕は肘から⼿まで上⽅へ傾斜させる。左⼿は左⽿の少し上の⾼さに保ち、前腕は体からわずかに外方に傾斜させる。

女子
左腕は男⼦の右腕の上に軽<置き、左⼿は指をきちんと揃えて、男⼦の右肩の少し下の腕の中央に置く(パ-トナの高さにょる)。
右腕は、肩から肘までわずかに下方に傾斜させ、次に肘から上部は男子の左手の方に、前に傾斜させる。指は男子の左手の親指と人差し指の間の上で軽<折り曲げる。

前進ウオ-ク

 (Walk Forward)

男子
両足を揃えて姶め、どちらかの足に体重をかける。前に動く時は、最初に体が動き始めるべきである。
膝をわずかにゆるめて、移動する足のヒ-ルを床から雜し、移動ずる足のボ-ルは軽<床に接し、支え足はフラットに保つ。
脚をヒップから前方にスウィングし、移動する足はわずかに床から離れる。次にトゥを床から離して前方にヒ-ルで置かれる。股を開き切った時点で前の膝は冥直に(固くしないで)、後ろの膝はわずかにゆるめ、バランスは前足のヒ-ルと後足のボ-ルの間にある。後足のヒ-ルは、前足が前方に移動する時に、床から離れる。直ちに前足のトゥを降し、フラットとなる。
体はなお前方へ動きながら、後足はポ-ルで軽いプレッシャ-を伴って前方に運ばれ、次いでこの足は支え足を逓過して床からわずかに上げてスイングし、上記の要領で繰り返す。

女子
基本的には、足及び脚の動きは男子の前進ウォ-クと同じである。但し、男子は終始リ-ドとコントロ-ルをするのに対し、女子はポイズを変えないで、すベてのステップで体を前方に動かし続けるベきである。

後退ウォ一ク

〈Walk Backward)

どちらかの足に体重をかけて、支え脚の膝をわずかにゆるめて、両足を揃えて始める。移動する脚をヒップから後方へスイングする。最初にボ-ルで、次いでトゥで軽<床に接しながら、前足のトゥを床から誰す。後足はボ-ルにロゥアして股を後方に開き切って、体重は前足のヒ-ルと後足のボ-ルの中間に保つ。この時点で、前の膝は真直に(固くしないで)、後ろの膝はわずかにゆるめる。後方に動き続けながら、体重は後足に移り、前足はヒ-ルで軽<床に接して、引き寄せられ、同時にゆっ<り後足のヒ-ルを降す。移動する足が支え足に並んだ時に、移動する足のボ-ルは床に接し、支え足を通過し、支え足のヒ-ルは完全に降される。

 

TANGO総論

ホールド

男子

しODに面して両足を揃えて立ち、右足を少し後ろにスリップ、足と体を友へ廻し、ほぼ中央斜に面する。
ホールドは他のダンスよりコンパクトで、他のダンスより男子の右寄りに女子をホールドする。男子は右腕を女子の背中に少し深く、前腕は床と平行に置く。左腕は他のダンスの場合の様にホールドするか、肘を他のダンスより高く、前腕を鋭角に、左手は体に少し近づけて保つ。

女子

LODに背面して両足を揃えて立ち、左足を少し前にスリップ、足と体を左へ廻し、ほほ、中央斜に背面する。
左手は指をきちんと揃えて、男子の右わき後ろの少し下に置き、手のひらは見えない様にする。右腕は他のダンスの要領でホールドするが、肘から前方へあまり傾斜させない。

前進ウォーク

膝を少しゆるめて、ホールドの項で述べた要領で立つ。
体を前に動かし始め、移動する脚の膝を更にゆるめて、移動する足のヒールを床から離す。足を床からはっきり上げて前進してヒールで床に着き、前の脚の膝を伸ばす。直ちにポールにロウアして、その脚の膝を再び少しゆるめる。
後足は音楽の許す限り遅らせ、鋭く前方のポジションへ運び、支えている足を通過するところで膝をゆるめるが、支えている足よりゆるめない様注意する。次いでその足から上記の様に続ける。
通常2歩のウォークを踊ってクローズド・フィニッシュに続けるが、もっとウォークを踊ることができる。ウォークは回転しないで踊られるか、又はリバース系フィガーに続ける場合は、左へカーブして踊られる。
右足のウォークを踊ってPPになる時は、右足右SLに前進し、次いで女子を PPに回転させる。右肩は、左足を右足の横に体重を移さないでPPで置く時、後ろに動く。フットワークは、右足のHと左足のBのIEである。女子のフットワークは、BのIE、H、次いで右足BのIEである。(タイミングはS & )

後退ウォーク

女子

前進ウォークの項で述べたポイントは、後退ウォークでも適用される。トウで後退し、ステップの終りで後方のポジションに動く時、前足のポールを床から離し、各歩で足をわずかに床から上げる。

男子

バック・コルテの1、2歩、リバース・ターンの3、4歩、フォールアウェイ・プロムナードの4、5歩の様なステップを踊る時、男子は通常の後退ウォークと同じ要領を用いない。 ポイズは、 もっと前方に保たれ、 動きはコントロールされる。バック ・ コルテの第1歩や上記のフィ ガーの後退では、 ヒールはステップの終り に下され、 ヒールが下り る時に前足のヒールが床から離れる( トゥではない)。

概略

ホールドと体の位置-右寄り にホールドし、 右側が先行する体位-によ り、 左足前進は腿を交叉してCBMPに置かれ、 右足前進は腿を開いて、 右肩先行して置かれる。 後方に動く時は、 左側が先行し、 左足の場合は左足左SLで後退となり 、 右足は、 腿を交叉してCBMPに後退となる。
前方又は後方へのステップは、 ヒップ・ スウイングがないので、 他のダンスより歩幅は小さくなる。 足は前方に動く時、ピック ・ アップされ、 後方の足は床からすれすれに又は床からわずかに離して運ばれる。 前方 へのステップのフットワークは、Hと記してあるか、左足のアウトサイド・エッジと右足のインサイド・エッジにプレッシャーが感じられる。後方へのステップでは、左足のインサイド・エッジと右足のアウトサイド・エッジにプレッシャーが感じられる。又ふくらはぎと腿に緊張を感じるべきである。ウォークは、クンゴの特性の非常に重要な部分であり、体重は終始前方に保たれなければならない。
何故ならば、LODに沿って前進する時、男子は足と体がほば中央斜に面し、女子はほほ中央斜に背面するが、前方又は後方へのステップに関しては、ディレクションのみを記してある。例えば、LODヘ-LODに面してではない、中央斜-中央斜に面してではない。足の位置に関する他の事項は、他のダンスの場合の様に、アラインメントの項に記してある。
例:ベーシック・リバース・ターンの男子::1ディレクション、2、3アラインメント、4ディレクション、5、6アラインメント。PPの時、ディレクションとアラインメントは異り、例えば、プロムナードの1、2歩の様にディレクションとアラインメントを記してある。

フットワーク

ライズがないので、トウの代りにボールが用いられる。
すべての通常のウォークとプロムナード・フィガーの1、2歩のフットワークはヒールである。足をクローズする時は、ホウル・フット、PPで足をクローズする時は、ボール、ヒール: SLで後退は、ボールのインサイド・エッジ、ヒール: CBMP又はCBMに後退は、ボール、ヒールである。
左へ回転する時の2歩目は、男子はボール、ヒール、女子はホウル・フットである。例外:プログレッシブ・サイド・ステップ・リバース・ターンの第2歩は男女共足のインサイド・エッジ。他の横へのステップは色々で、或るフィガーでは足のインサイド・エッジ、又はボールのインサイド・エッジ、ヒール等である。

回転量

受験者は、フィガーの各歩間の回転量は問われない。全体の回転量のみ問われる。